使い方

まず適当に、rlwrapを先にso:rlwrap-0.24:20051124等のようにインストールしておく(パッケージがあるならそれでもok)。
- ちなみにrlwrapを構築するにはGNU readlineが必要になる。
gosh_completionsファイルを適当な場所に設置する。
- https://github.com/ayamada/copy-of-svn.tir.jp/blob/master/nekoie/dotfiles/.gosh_completions (Gauche-0.9.1対応 2011/01/12 09:30:48 JST)
- 一人でしか使わないのであれば、~/.gosh_completionsとして設置するのが一番手軽。
rlgoshスクリプトを適当にpathの通った場所に設置する
- https://github.com/ayamada/copy-of-svn.tir.jp/blob/master/nekoie/bin/rlgosh
```
#!/bin/sh
exec rlwrap -b "'\"(){}[],#|\\" gosh "$@"
#exec rlwrap -b "'\"(){}[],#|\\" /usr/local/gauche/bin/gosh "$@"
#exec rlwrap -b "'\"(){}[],#|\\" -f /usr/local/gauche/share/gosh_completions gosh "$@"
```
- goshのpath指定やgosh_completionsファイルの場所指定は、各環境に応じて変更する必要がある。
- 標準ではrlwrapは、「~/.gosh_completions」ファイルを見に行くので、それ以外の場所に置いた場合は-fオプションを指定した方が良い。

gauche_modules及びgosh_completionsファイルの再生成手順

自分でgosh_completionsファイルを生成する事で、自作モジュールの補完等もできるようになる。

まずgauche_modulesファイルを用意する。
- これは、一行に一つずつ、補完対象にするGaucheモジュールの名前を書いたファイル。以下のような感じで生成する。
```
cd /usr/local/gauche/share/gauche/0.8.11/lib
find .|grep '\.scm$'|perl -pe '$_ =~ s/^..//; $_ =~ s/\.scm$//; $_ =~ s#/#.#g;' > /tmp/g
cd /usr/local/gauche/share/gauche/site/lib
find .|grep '\.scm$'|perl -pe '$_ =~ s/^..//; $_ =~ s/\.scm$//; $_ =~ s#/#.#g;' >> /tmp/g
cd /tmp
cat g | sort > gauche_modules
```
- share/gauche/site/lib以外に設置してある自作ライブラリ等も補完対象にしたい場合は、同様にして追加しておく。
生成されたgauche_modulesファイルをエディタで開き、明らかに内部用途で不要だと思われるものや補完対象に含めたくないもの等は手で除去する。
gosh_completionsファイルを生成する。
```
cat ./gauche_modules | gosh make_gosh_completions.scm | sort | uniq > gosh_completions
```
- https://github.com/ayamada/copy-of-svn.tir.jp/blob/master/nekoie/goshtags/make_gosh_completions.scm
- 自作ライブラリを追加した場合は、goshコマンドにライブラリのpathを通しておく事。
- もし、gauche_modulesに記述してあるモジュールのuseに失敗した場合は、警告が出る(そのモジュールのみskipされて、gosh_completionsを生成する処理自体は続行する)。
  - 警告が出た場合は、ステップ2に戻ってやり直した方が無難。
- make_gosh_completions.scmは、ただ単に全部のモジュールをuseし、その全束縛を取り出しているだけです。
生成されたgosh_completionsファイルをエディタで開くと、末尾の方に||で囲まれたシンボルがあるので、必要に応じて、||を除外したり、或いは行そのものを除外する。
最後に、next-method等、グローバルな束縛を決して持たないので取り出せていないシンボルを手で追加する。

おまけ

.vimrcに、以下の行を記述する事で、ctrl-x ctrl-kで、.gosh-completionsから補完できるようになる。
```
if filereadable('~/.gosh_completions')
  autocmd FileType scheme :set dictionary=~/.gosh_completions
endif
```
- autocmdはautocmdプラグインが入っていないと動かないので、入っていない人は直指定する。
```
set dictionary=~/.gosh_completions
```

参考にしたサイトとか

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/7474/RlwarpForGauche.html

最終更新 : 2011/01/12 09:30:48 JST

rlgosh

使い方

gauche_modules及びgosh_completionsファイルの再生成手順